量子コンピュータについて知ろうとしただけなのに、宇宙の本質を垣間見た件
みなさん、量子コンピュータって知っていますか?
もし実現すると、なんかすごい速度で計算できるようになる?って感じのアレです。おそらく大半の人はそういった感じの解釈をしていると思います。自分もそうでした。
ただ、つい昨日見かけた記事によって、自分のこれまでの量子コンピュータへの認識だけでなく、宇宙とはどういったものかという考えまで変わるとは思っていませんでした・・・。
きっかけ
一番初めのきっかけは以下の記事です。
関数型プログラミングに目覚めた! IQ145の女子高生の先輩から受けた特訓5日間 ~ 岡部 健の技術記事 Ken Okabe’s tech writing
(リンクが無効になっていたので、元のリンクから有効なリンクに変えてあります。)
この記事が面白かったので、筆者の他の記事も読みたいな~と思っていると、記事の末尾に
量子コンピュータが超高速である原理と量子論とそれに至るまでの科学哲学史をゼロからわかりやすく解説 を結構、時間をかけて書いています。めちゃくちゃ長いです。 評判も上々のようなので、こちらもよかったらどうぞ。
とあったので、軽い気持ちで読んでみることにしました。
追記
現在は量子コンピュータが超高速である原理と量子論とそれに至るまでの科学哲学史をゼロからわかりやすく解説01 ~ 岡部 健の技術記事 Ken Okabe’s tech writingから見ることができます。
昔のリンクが見れなくなってしまった理由に関しては、以下の記事で触れています。
https://wayswebhack.com/qiita-k/
量子コンピュータとは何か
記事の冒頭に、量子コンピュータとは何か、ひとことで説明されています。
この宇宙があらかじめ持っている計算能力に量子のレベルでアクセスして計算するマシン。
正直なところ、これだけ読んでもまったく意味不明かもしれません。
そこで、量子コンピュータについて詳細に知りたかった自分は記事をすべて読むことにしました。
量子コンピュータを本質的に知るために得るべき知識
どうやら、量子コンピュータについて知るためには、前提条件となるさまざまな知識が必要なようです。
量子コンピュータが超高速である原理を理解するためには、この世界、宇宙がどうなっているのか?という深い理解が必要です。研究者・解説者、入門者、皆この一番根っこの一番大事な部分を「量子コンピュータの原理には関係ない」と思い込んで、不精してすっとばすからわけのわからないことになっているのです。 この記事では、全部の方式に共通する量子コンピュータの根本の原理つまり宇宙の仕組み、それから量子論について、そして何より大事な、そこに至るまでの科学哲学の歴史を中学生にも(多分)わかるレベルで解説していきます。
大事な部分をすっとばすと、最終的に困ってしまうのは自分です。ですから、もし量子コンピュータについてきちんと知りたいのであれば、ちゃんと記事をすべて読むことをおすすめします。
ただ、自分は夜中の12時から朝の5時までずっと読んでいたので、すべて読むのに5時間位かかったわけですが・・・。それくらい面白く、興味深い内容でした。
ちなみにこの記事は連載記事ですので、現時点ではまだ続きがあります。自分が読んだのは「ナチュラルボーン・コンピュータのつかいかた」までです。ただ、ここまでに量子コンピュータとは何かという本質的な解答は出ていますので、読み終わって「結局量子コンピュータってなんだよ!早く続き書いてくれよ!」とはならないので安心です。
まぁ、前提となる知識がきちんとある人にとっては助長かもしれませんが。具体的には科学哲学の範囲ですね。自分は知識が抜け落ちている部分が多く、新しく知ることが多かったです。
さいごに
長くて読む気しないから、結論だけ教えてくれ!という人もいるかもしれませんが、先ほど書いたように前提の知識が抜け落ちていると結論を言っても意味不明になり、仮に結論を言っても
つまり、量子コンピュータは○○が××で□□なんだよ
××ってなに?
××っていうのは◇◇のことだよ
◇◇っていうのはなんのこと?
・・・
みたいな感じになってしまうので、おすすめしません。自分も最初はちょっと長すぎかな?と思いましたが、最後まで行くとそれらすべての知識が必要だったことがよく分かりました。
一気に読む時間がないという方も、ぜひ時間をかけて読んでみることをおすすめします。