花畑と青空

そろそろLINEスタンプを自分で作って申請してから1ヶ月がたちますが、承認されていません。まだ審査中です。

1ヶ月というと、クリエイターズスタンプについて何も知らない方からすると「けっこう長いんじゃない?」と思うかもしれませんが、こんなのは当たり前です。実際、6ヶ月待っても審査に通らない人もいます。

世間では、クリエイターズスタンプは販売できればかなり儲かるというイメージがあるかもしれませんが、そんなに簡単なものではありません。

今回は、自分がクリエイターズスタンプを作ってから、現在に至るまでに得た情報を元に現状のLINEクリエイターズスタンプの制度について少し考えてみようと思います。

承認されることが第一目標

紙飛行機を飛ばす手 普通は、物を売るときは販売を開始してから売れることが一番の目標のような気がしますが、クリエイターズスタンプは違います。

現在は、まず販売ができる状態になる=承認されることが、初めてスタンプを申請するクリエイターにとっての一番の目標になりつつあります。

おそらく、大勢の方がスタンプを作る→すぐ販売開始という流れになると考えているのではないでしょうか。しかし、もちろんどんなものでも売れるわけではないので、LINE側がスタンプを審査する期間を設けています。これが長い

審査にかかる時間が不透明

現在、スタンプの登録数は10万を超える勢いであり、初期の段階よりも審査にかなり手間がかかっていると予測されます。

よって、これまで例えば3ヶ月くらいで承認されていたとしても、これからはどうなるかわかりません。もっと時間がかかることだってあります。

ですが、一番問題なのは審査にかかる期間が長いということではなく、その審査期間がはっきりしないということです。

申請をした日付によって、同じように申請した場合でも、審査にかかる時間が変わる場合があります。

これには諸説あって、日付だけがその要因となっているわけではないと考えられています。例えば、

  • スタンプの種類
  • これまでに審査に通った回数
  • 売り上げ

などによって審査にかかる時間が変わるといわれています。

Twitterなどで、「自分よりも後に申請を出したと報告している人がいるのに、自分よりも先に販売開始している」といったことがあるかもしれませんが、あせる必要はありません。

スタンプの種類

立っている猫 スタンプの種類というのは、そのスタンプの見た目や特徴のことです。

例えば、うさぎやねこといったスタンプは数多く存在するので、すでにあるスタンプのパクリではないかをチェックするのに時間がかかっているかもしれません。

また、LINE側が販売を許可していないスタンプもあります。

NGなスタンプ
  1. 日常会話で使用しにくいもの(例:物体、景色など)
  2. イラストでないもの(例:写真や顔写真など)
  3. 視認性が悪いもの(例:横長な画像や、8頭身キャラクターの全身など)
  4. スタンプ全体のバランスを著しく欠いているもの(例:淡色ばかりのもの、単なる数字の羅列など)
  5. 公序良俗に反するもの、未成年者の飲酒喫煙を想起するもの、性的表現、暴力的表現、ナショナリズムを煽るもの
引用:https://creator.line.me/ja/guideline/

こういったスタンプか怪しい場合、審査に時間がかかる傾向があります。申請を出す前に、自分のスタンプが上記の例にあるような違反をしていないか、十分に確かめる必要があります。

これまでに審査に通った回数

黒板と数字

スタンプの申請をするのが初めてではなく、これまでに申請してスタンプを販売している人は、まだスタンプを販売できていない人に比べて承認されるのが早い傾向があります。

これは当然のことです。なぜなら、まだスタンプを販売してしてない人よりも、すでに審査に通ってスタンプを販売している人のほうが、審査に通りやすいスタンプを作る確立が高いからです。

売り上げ

これはあくまで推測ですが、売り上げのよいスタンプのクリエイターは承認されるのが早いといわれています。

これも当たり前といえば当たり前で、LINE側も売れるものを売りたいと思います。一度売れているスタンプを作ったことのあるクリエイターのほうが、売れるものをまた作る可能性は高いですからね。

結局、承認されるまでにかかる時間は運かもしれない

では、承認までにかかる時間を短くするためにはどうすればいいのでしょうか?

すでに一度承認されている人は、その調子でスタンプを作り続ければいいでしょう。もしヒット作が出れば、審査にかかる時間がさらに短くなるかもしれません。

ただ、まだ一度も承認されていない人に関しては、運にまかせるほかないような気もします。

現状、まったく同じような境遇でスタンプの申請をしても、販売されるまでの期間にかなりの差が生じることもあります。

これについて私たちクリエイター側ができることはほぼ何もなく、LINEがはやく承認してくれることを願うしかありません。

先ほども説明したとおり、クリエイターズスタンプの申請はどんどん増加しています。それに対し、スタンプの承認速度はそれほど上がっていません。LINEのクリエイターズスタンプの数が1日にどれだけ増えているかを見れば分かると思います。

LINEには、ぜひもっとがんばって審査を進めてほしいものですね。

さいごに

パンダ

学生から主婦、サラリーマン、イラストレーターなどさまざまな人がクリエイターズスタンプを販売していますし、中にはクリエイターズスタンプでこれから食べていこうと考える方もいるようです。

しかし片手間に副業としてスタンプを作っている人は、あまり審査にかかる時間を気にせず、のんびりやったほうがいいと思います。

現状、スタンプの審査にかかる時間は本当にあいまいで、もしかするとLINE側も把握していないかもしれません。

冒頭で自分は申請してから一ヶ月経つけどまだ承認されていないと書きましたが、あれは怒っているわけではありません。

スタンプを作ってからクリエイターズスタンプ関連の情報を得るようになって気づきましたが、よくわからない審査時間に対して、神経をつかうのはもったいないです。

おそらくこれを読んでいる方の中に、クリエイターで「まだ承認されないのかよ・・・・・・」とイライラしている方もいるかもしれませんが、そんなもんです。

LINE側がすべてを握っている現状、悩む時間があったら、新しくスタンプでも作ったほうがいいです。

審査が長いといっても、いつか必ず承認されます。リジェクトされても、直せばいいだけです。気楽に考えましょう。

追記

LINEスタンプに関する制度が変わるようです。詳しくは以下の記事で。

https://wayswebhack.com/line-stamp-change/