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今の検索エンジンは、検索する端末や場所によって検索結果を変えることがあります。

例えば、位置情報を取得して、自分の住んでいる地域に根づいた情報が検索結果に表示されるといった感じです。

一見、これは良いことのように思えますが、これによってさまざまな弊害も生まれているようです。

では、具体的にどのような問題があるかを見ていきましょう。

地域別表示(ローカル表示)に伴う弊害

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地域に特化したページであれば、どのようなものでも表示される

まず、この検索結果の地域別表示はまだ未熟で、地域に関するページであれば上位に表示されるといったこともままあるようです。

例えば、タイトルに少し地域名を入れただけで、そのページが上位表示されるといった具合です。

これは極端な例かもしれませんが・・・。

何らかの形で地域に関連付けすれば、そのページが上位表示されるかもしれないという状況は、あまり好ましくないように思います。

コンテンツが重要視されない

さきほど地域特化したページが上位表示されると書きましたが、これはつまりコンテンツの質を検索エンジンが重要視していないことを意味します。

もちろん、検索エンジンはコンテンツの質を重要視していますし、今後もその流れは顕著になっていくと思うのですが、検索結果の地域最適化に関してはまだそれが甘いのではないか、ということです。

検索ユーザーからすれば、地域に根づいていようがいまいが役に立つページを求めているものだと思います。

その点、この「コンテンツが重要視されない」という問題は、かなり深刻ではないでしょうか。

スパムが蔓延する

以上のことから、今の検索エンジンの地域最適化の段階では昔のようなスパムが蔓延してしまう恐れがあります。

ちなみに、昔のようなスパムというのは

  • ワードサラダ(意味のないキーワードの羅列)
  • ページ量産

などといった、自動生成系のWebページが増えてしまうかもしれない、ということを意味しています。

こういったページが増えると、検索結果が汚染されてしまうので、検索エンジンを利用しにくくなってしまいます。

対策方法

このままではまずいので、ちょっとおかしな検索結果が表示されたと思ったら、検索結果の一番下にある「フィードバックを送信」から、Googleにフィードバックを送りましょう。

フィードバックの送信

「フィードバックを送信」のボタンを押した後は、流れに沿って疑問点を書いたりするだけです。

さいごに

初期段階の仕組みが未熟なのは、しかたのないことだと思います。

最初はダメだったとしても、少しづつ改善していくことによって使いやすいものに変わります。

面倒かもしれませんが、みんなが利用しやすい検索エンジンにしていくためにも、気づいたらフィードバックをすることは大切だと思います。